「我が家にヒヨドリが帰ってきた」と喜ぶ子供と私と夫

今年の4月にヒヨドリが庭の木に巣をつくりました。初めてのことで家族みんなで大興奮。毎日写真を撮ったり見守ったりと朝からしていました。

ヒヨドリは基本的に朝の早い時間にしか巣をつくらないようです。しかも巣の材料も様々で、木の枝、葉っぱ、ビニールテープやツルのようなものなどを一つ一つどこからか見つけて運んできては丁寧にお椀の形に作っていきました。

私がきづいたのが4月の終わりで、5月のゴールデンウィークには巣をもう完成していました。はやく卵を産まないか楽しみにする私たち。そしてついにその時が来ました。

ヒヨドリはいつも2羽で飛んできます。そして1羽はずっと巣の中にいて、1羽は近くの木の枝から見守ります。「もしかして…」と思い巣の中をのぞくと卵がありました。子供に報告すると大喜び。いつ生まれるのかいつ生まれるのか家の中はヒヨドリの話で大盛り上がりです。

そしてゴールデンウィークが終わりしばらくするとどこを探してもヒヨドリの姿がありません。「おかしいな?」と思いました。卵を温めないと、卵はかえらないはず。それにご飯を食べに行くなら交代で温めないのかな?と思いました。

そっと中をのぞくと1つは割れて、中身が出ていました。あと2つはそのまま卵のままです。そしてその日はヒヨドリは来ませんでした。次の日も次の日もヒヨドリは来ませんでした。

今年はうまく孵ってくれるといいですね

雨が多かったので、そのせいかな?とも思ったのですが、卵をほって親鳥がどこかに行くことも考えにくいです。結局その日からヒヨドリはかえって来ませんでした。

本で調べると、自然の動物や虫もですが、無事にうまれる確率のほうが少ないとありました。これを知ってあらためて自然の大変さが身に沁みました。

子どもはせっかく楽しみにしていたのにがっかりした様子でした。私も夫ももちろんとてもショックでした。しばらくは巣をそのままにしておいたのですが、ヒヨドリは毎年新しい巣をつくるそうで、古いものは壊れる可能性があるので使用しないようです。

ですので巣を取ってしまいました。そして9月になりました。初めてヒヨドリをみつけてから5か月が過ぎました。ふと庭から「ピーヨピーヨ」と声がします。

急いで庭を見渡すと、2羽のヒヨドリがいました。あの時のヒヨドリではないかもしれませんが、うれしくなっていそいで写真を撮りました。
そしてそれを子供に見せると、「ヒヨドリが帰ってきたんだね」ととてもうれしそうに言いました。

ヒヨドリ

また来年も我が家に来て、巣を作って今度こそはヒナの顔が見たいと思いました。